・東京都北区周辺での出張レッスン(足立区・北区・豊島区・板橋区・新宿区・文京区、川口市等)
・リモートレッスン
・動画レッスン
☆現代的・効果的なピアノ指導 各種実技試験対策可能
☆楽典、ソルフェージュ、和声、楽譜作成ソフト指導、音楽以外の学科指導
現地レッスン、リモートレッスン、出張レッスンがあります。
動画レッスン(動画を送ってもらってコメントを返す方法)は最後に詳しく書いてあります。
入会・アドバイザリー料(ご希望に応じて初回面談・レッスン) |
---|
2000円 |
月謝 |
4000円 (1ヶ月3~4回。合計80分) |
1回制 |
1000円 (1回 20分) |
しつこい勧誘などは一切ありません。
このサイト上に、割と細かいことも記載してありますので ご質問前に ご一読お願いします。
レッスン時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00~15:00 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
15:00~21:00 | ○ | × | △ | ○ | △ | ○ | ○ |
・年末年始・祝日も毎週レッスンあります(代わりの講師の可能性もあります)。
・×印は定員に達した曜日です。
教室名 | あきる野ピアノ |
---|---|
使用楽器 | グランドピアノ ヤマハG5 |
教材 | 音楽性の身につく教材を用います 昭和時代的な教材は基本的に使いません |
(文章責任 吉田 誠)
当教室・練習室には初心者の方からプロの方まで幅広く来られています。
初心者の方からベテランの方まで、マイペースで楽しく続けられるレッスンをしています。
感受性豊かな子にしたい、あの曲を自分で弾いてみたい、趣味として初めてみたい。みなさん目標は様々ですが、
講師との会話によって夢はますます広がります。
ひとりひとりの目標に向かって効果的な指導をいたします。
ピアノが初めて方へのわかりやすいレッスンを強みとしています。
個々の生徒さんのの目的にもよりますが、長期的に見て「曲をとにかく暗記して1曲仕上げる」というより、「どんな曲でも効率的にかつ音楽的に仕上げられる実力を養成」します
(とにかく期限まで弾けるようになる必要があるというような例外的なケースは別として)。
(文章責任 吉田 誠)
あなたらしい音楽作りをお手伝いいたします。
自分の人生・生活と向き合いたい方、どうぞお越しください
(ピアノレッスンだからといってピアノを弾かないといけないという教室ではありません)。
ピアノなり音楽なりは人生と向き合うための1つの手段に過ぎないと考えています。
当教室はたとえ子供の生徒さんであっても「芸術」の本質を探求すべく、イメージ豊かな指導を行います。
・最初のレッスンから音楽性を追求します。
音楽性を身に着けようという方針があるかないかで音楽人生が一変します。
・熱意のある方には無料の追加レッスンもあり、先生がじっくり対応してくれます。
・上達するために真に必要な能力を親身になって話してくれます。
以下に当教室独自の考え方・方法を述べます。
世の中の価値観(たとえばピアノコンクールでの入賞、お金、偏差値など)ではなく、生徒さん自身の価値感や感性を大切にしています。
ワンダフルな感覚(ここでは、Wonderfulという文字通り、「不思議だな」と思う好奇心に満ちたワクワクした感覚と言いたいです)を大切にしています。子供さんには失くしてもらいたくないものですし、そんな感覚を忘れてしまった大人の方には、思い出してもらいたいものです。大人になると子供のときのような毎日のワクワク感が減る(?)のは世の中の価値観に影響を受け、自分自身の感性を失っていくからという原因が1つあるのではないでしょうか。
そのため、お教室では講師に音楽以外のことも いろいろなお話をしてもよく、毎週のレッスンが楽しい時間になる教室です。音楽というものは「個人的な表現」であり、結局、人生・日常のいろいろなことが音楽に結びついてきます。お話をすることは、その人らしい音楽性を大切にする考え方によるものであり、「表面的に弾かせることだけに終始」してしまうような平均的なお教室とは一線を画しています。
あんまり難しいことを考えずに、マイペースで楽しく続けたいというだけでも、素晴らしいことです。ピアノは最高のマインドフルネスです。「こんなふうにしたい」ということを遠慮なく おっしゃってください。
子供の生徒さんには美しい作法も含め、適切な指南を行います。
当会講師陣はコーチング技術を持っています(オリンピック選手のコーチも務めたルー・タイスによって開発されたTPIEという技術)。
もう少し具体的には、
生徒さんの可能性を100%信じています。
また、「一期一会の精神」で一瞬一瞬を大事にレッスンに向き合います。
生徒さんの成長を「自分ごと」として考え、責任と覚悟を持って指導します。
つまり、その生徒さんの長期的な目標を常に理解し、実力向上(あるいは自身の成長)という結果を、いずれは自分ひとりだけの力でだけでも、出していけるように指南することは講師の責任だと考えています。世の中の大半のお教室の先生は、時間を切り売りしているだけで、生徒が上達しないことを自分の責任と思われていないのではないでしょうか。
たとえ幼稚園児の生徒さんであっても演奏者として芸術性を持って演奏します。つまり、機械的に弾くのではなく自分が弾きたいイメージ(情景・音)を持って譜読みの段階から取り組みます。生徒を演奏機械にはさせません。自分の言葉で自分の演奏イメージを説明できるようになります。
楽譜通りにコンピュータによる再生のような演奏するなら、わざわざ人間が演奏する意味は、あまりありません。そのような「単なる再生」はコンピュータにさせておけばよいのです。「模倣」することに関しては人はコンピュータにはかないませんし、芸術音楽の本質という意味では、そこに面白さは無いでしょう(音を自分で鳴らすという単純な体験それ自体が面白いという意味では面白みはあるでしょうけれども)。人が演奏する意味は演奏者によるイメージの「創造」にあると考えてます。演奏は手段であり、その目的のさいたるものは思い描いた感情やイメージを伝えることであると考えています。そうでなければ、クラシック音楽がこうも何百年も受け継がれてこなかったでしょう。
基本的な考え方として、テクニックよりもまず、音楽性・イメージを優先します。なぜなら、芸術は感情やなんらかの内面世界を洗練させて伝えることが目的であるからです。演奏技術はそのための手段に過ぎません(「基本的な」と述べたのはポップスやジャズなどクラシック以外ではそれ以外の要素をより重視し楽しむという考え方もありえますので)。
同様に、脳トレーニングを謳っているお教室は現在の流行でたくさんありますが、当会は無思考な「機械的な脳トレ」のみになってしまうことは避けています。脳トレをするにしても、その前に音楽性ありきと考えています。
講師陣はこのような思考プロセスに熟練しているだけではなく、当然、その土台となる曲の背景や作曲者、楽典・和声についての圧倒的な知識を持っています。
当会はロベルト・シューマンの座右の銘を大切にしています。子どもの生徒さんにはクラシックピアノは必須としています。あわせて、コードアレンジ・即興演奏習得のお手伝いもいたします。
次の項目などでも述べる「人の運動学習・記憶」の観点などから、譜読みの段階を含め常に正しい身体の使い方をするように留意します。悪い思考の癖だけでなく、悪い身体の使い方の癖もつかないようにしています。
いわゆる「間違った鉛筆の持ち方」をしている日本人は、ある調査では約7割だったという報告があります。この身近な例でわかることは、一度、身体の癖がつくと、その後の動作様式が固定化されてしまい、いかに直すのが大変かということです。意識して直す人もいるとは思いますが、多くの場合、一生直せない/直さないことは容易に想像できるでしょう。
鉛筆の持ち方に関して、多くの場合、小学校の先生をはじめとする指導者は、いろいろ事情はあるとはいえ、正しい持ち方を実現できるほど指導に気をつけることができていないわけです。それと同様にピアノも最初のうちに「平均的な」先生のもとで学ぶと、何かしら抜けている部分があり、長年ピアノを習ってきた後では、多くの場合、多寡はあれ、妙な癖がついていると思います。
このように、初学者の生徒さんに心身ともに悪い癖がつかないようにすることは講師の重大な責任だと考えています。生徒さんのピアノ人生に関わることです。
当教室ではもともと細かく見ることや、2人以上の先生で見るということで工夫をしています。
自分の考えを持ち(つまり前提から自分で仮説を立て)、講師との会話を通して考えを考察し、自分で検証する訓練をします。
また、それらを通した実力向上(あるいは自身の成長)のための計画実行管理能力を養成します。
指導においては、「なぜそうするのか」という「ものの考え方」を多面的に論理的に説明します。たとえ、生徒さんが幼稚園児であってもです。ロボットプログラミング教室にも似ています。
吉田講師は認知科学・脳科学における博士号をもっており、ピアノ演奏という「人の複雑な情報入力と運動制御、学習・記憶」を認知科学的にわかりやすいことばで説明することができます。当然、楽器の原理や音の原理などの音楽物理を運動方程式や数学で説明することもできます。
また、演奏時の いわゆる「脱力」についても説明可能です。たいていのピアノの先生は物理をよくご存じないためか「脱力」の説明をまともにできているような気がしません。少なくとも私は、医学系・理工系以外出身のピアノの先生で、納得するような説明ができる人に出会ったことは1度もありません。「脱力」の本を出している人ですら、その説明は科学的とは言えないものばかりです(ただ、厳密な説明ができることより、「実際にできる」ことのほうが大事ですので、生徒がなんらかのアプローチで、できるようになればそれでよいという意味では十分意味があるものだとは思います)。
講師は不登校・フリースクール登校などの様々な定型発達の生徒さんだけではなく、発達障害や場面緘黙症など非定型発達の傾向のある生徒さんにも熟練しています。
ご希望の生徒さんには、レッスンのすべてを英語で行うこともできます(吉田講師のみ対応)。英語のお歌も習えます。ピアノに限らず すべての学科を英語で指導可能。
高校生以下の生徒さんは月謝制を推奨しております。
月謝制の生徒さんには、生徒さん都合による曜日時間のお振り替えはありません(事前に言ってもらえましたら善処します)。
また、講師都合の振り替えの場合は、基本的に週のどこかで必ず時間を確保します。
月謝制、1回制ともに当日のお振り替え依頼は基本的にお受けいたしかねます
(週末のレッスン機会を設けるようにするなどできるだけ、善処します)。
リモートレッスンも同料金(詳細は下の説明を参照してください)。
設備費はありません。
入会金は家族で過去に支払ったことのある方は不要です。
(ほか細則あり。ご入会時に規約一式お渡しいたします。)
演奏動画を送っていただき、それに対するレッスンをYouTube動画(限定公開)でお返しします。
3分以内の動画には5〜10分程度で、それ以上の動画は10分程度から必要に応じた長さでお返しします。
動画はYouTubeに限定公開でアップロードしてURLをお知らせいただくか、LINEやGoogleフォトやDropboxやギガファイル便などで送っていただくなど、ご希望に合わせて対応します。
動画はいつでも送信していただけます。
動画を受け取ってから定休日を除いて48時間以内の営業時間内に返信いたします。
曲数に制限はありませんが、合計で20分くらいまででお願いいたします。
曲の途中までや抜粋でも構いません。
お支払い後72時間以内にコメントいたします。
お送りいただく動画の長さ
3分以内 : 2,000円
3〜6分 : 2,500円
6〜20分:3,000円
FaceTime、ZOOM、LINE、Skypeなどのビデオ通話でのレッスンです。
動画+リモートレッスンは、事前に演奏動画を送っていただいた上でのレッスンで、細かい指導が可能です。
動画は曲数に制限はありませんが、総合で20分くらいまででお願いいたします。
動画は曲の途中までや抜粋でも構いません。
前日までの予約制です。
1回制の方のお支払いは、レッスン前にお願いいたします。
1. リモートレッスン20分: 1,000円
2. リモートレッスン45分: 2,000円
3. 動画送付(6分まで)+リモートレッスン30分: 2,000円
4. 動画送付(6〜20分)+リモートレッスン45分: 3,000円
東邦音楽短期大学ピアノ指導者コースにて学ぶ
東京工業大学大学院にて認知科学・神経科学(平たくいうと脳科学)を修める
博士(理学)、修士(経営学)
日本神経科学会・日本音楽知覚認知学会会員
英国 ハートフォードシャー大学 元 客員研究員
これまで、Intel, Amazon, IBM, Accentureなどグローバル企業に勤務
富山県生まれ
・音楽学習を科学するという視点のもと、ピアノ演奏の研究研鑽を積むとともに音楽認知科学を探求しています
・世の中の価値観(学業の偏差値、お金など)より生徒さんご本人の感じるおもしろさや価値観を重視します
・音楽の考え方に限らず方法論や考え方、知識を視点の抽象度を上下させながら、考えてもらいます。「なぜ」を繰り返します
・自分で曲に向き合い、自分の表現をしていただきます
・目標達成に向けて、関係する方々と相乗効果を発揮するための心得・ノウハウの蓄積があります
・ピアノに限らず、勉強指導やプロジェクトマネジメント・コーチングもお受けします。勉強やお仕事の引っ張り役・ご相談相手をお探しの方はお申し付けください
好きな学科指導科目:
現代文、算数・数学、物理
学科個人指導 受講生 合格実績(1999年~):
中学)お茶の水女子大附属、早稲田、学習院女子、武蔵、学習院、獨協、駒場東邦
高校)墨田、戸山、新宿
大学・院)東京電機大学大学院、東京工業大学大学院、茨城大学3年次編入、電気通信大学、金沢大学医学部
東邦音楽短期大学ピアノ指導者コースにて学ぶ
リトミック インストラクター資格あり
東京都出身。
子供のころから取り組んできたピアノや
器械体操、ヨガ、バレー、水泳、空手などを
通じて身体の使い方を探求してきました。
ヨガに関してはインストラクターもしています。
ダルクロースのリトミックに習熟しており。
小さなお子さまの身体感覚をともなう音感習得をお手伝いできます。
音楽大学在学時にはピアノ独奏はもとより、
2台ピアノや連弾にも演奏機会を通じて精力的に取り組みました。
仲間と音楽を作っていく楽しさを生徒さんと共有したいと思っています。
レッスンではイメージ豊かな/ 感情豊かな音楽作りをしています。
(文章責任 吉田誠)
ピアノの初学者の独学は、先生について習うことと比べて、
自分で試行錯誤して納得のいく研究ができるなどメリットは確かにあり、そこに面白さを見出すなら、それも1つの方法だと思いますが、
効率的な上達を望むならば、先生につくことが多くの場合、合理的だと思います。
特に初心者のうちは。
体の使い方や練習の進め方などにおいて、おかしな癖がつくと、後で苦労します。
いずれ、自分の状態に気がついたときには
すでにおかしな癖がついていて、ゼロに戻すだけでも苦労する、あるいは
もはや おかしな癖が直らないというようなことになりかねません。
(文章責任 吉田誠)
後述するように初心者の方へのサポートにはよく配慮しています。
弾けることと教えることは別物です。
よその教室で、初心者の方がピアノに取り組んではみたものの続けられないというケースを当会はたくさん見てきました。
ひどい話では、発表会の目的もステージでの所作やコツも よくわからないまま発表会ステージに出て(出させられて?)、
うまく弾けなかったショックのあまり、ピアノをやめられてしまう方もおられました。
ピアノの先生の中には「初心者の方がなぜ弾けないのか・どうやったら基礎能力が身につくのか」と
いったことをあまり分析的に考えておられない方や、
配慮・工夫に欠けていたりする方もあるように思えることがたびたびです。
また、受講者さんの、いろんなことが「難しい」という感覚は、
幼少時から演奏教育を受けてこられてきた多くの先生方には
すでに体感としては理解しがたいものとなっていることが多いように思えます。
ひとつのたとえですが、何かの事情で歩いたことのない人から「歩き方を教えて」と言われても、
普通の人には「歩くのが難しい」という感覚はわかりませんし、
なかなか言語化して教えられないようなものです。
このような生徒さんの困難に寄り添えない指導や
原因分析的な観点が無い表面的な指導(どこをどう直すということを逐一レッスンで言うだけ)なら教える側としては簡単です。
音楽大学に行っていたレベルの先生なら、どんな先生にでもできることです。
私は体験していませんが、聞くところによると昭和40時代頃までは、
「どう直す」ということすら言わず、ただただ権威的・暴力的な指導(?)すら、まかり通っていたようです。
当会では、そのような表面的な指導にとどまらず、
「なぜ、そうするのかといった考え方、音楽作りの考え方や、どのように練習するのか」まで
丁寧に指導いたしますので、安心していらして下さい。
生徒さんの困難をわかろうと努力し、方法論をふまえ(自分で仮説思考をして解決策を見出してもらうことも含め)、
効率よく上達していただくことを目指しています。
(文章責任:吉田誠)
思うように演奏できるレベルに達するには、
どんなにお金を出したとしても一朝一夕に到達できるものではなく、
地道な努力と、膨大な時間的・労力的コストがかかります。
コストパフォーマンスが重視されるこの世の中にもかかわらず
あえて約200年前と大して変わらない仕組みの楽器を使い、
当時と大して変わらない学習活動・表現活動をすることは
経済合理的・時間合理的な観点だけから言えば非合理的行動かもしれません。
誰にも弾けと頼まれてもいないし、忙しい中、大変な思いをして弾く必要もないのに
また、たいして儲かりもしないし、あるいは まったくお金にならないのに、
わざわざ「弾く」というコストパフォーマンスの低いことをするわけですから。
趣味でやるにしても、その労力は大変な部類でしょうし、
費用対効果では、ピアノ教育業界で働くよりIT業界などで働いたほうが合理的です。
「ピアノ大国」日本ではピアノ演奏にかかわる人は わんさかといて、
自分がこれぞと思う音楽を手に入れたい・聞きたいなら、
少しお金を出して、演奏・作曲依頼をしたほうが、よほど経済合理的です。
あえて自分でやる必要もないし、音楽がなくても、とりあえずは、死ぬことはありません。
にもかかわらず「弾きたい」と思うのは何と人間的なことか(AIには身体がなかったり、「自分の意思」がなかったりしますからね)。
音楽に限らず、興味を持っていろいろチャレンジしたり深められる活動を持つことや「自分でやってみる」というチャレンジが人生を幸せに、豊かなものにするということは多くの認知科学研究の結果が示していることです。
私は試行錯誤し挑戦していくということ自体が、
人生の楽しみの1つであると思っています。
人生は一度きり。
あなたも私も今日が人生で一番若いのですから、
言い訳せず、いますぐ行動を一歩進めること、
やりたい曲があるなら一歩、何か行動してみること、
つまり、仮説を立て、仮説の実行/検証し、仕組み化/習慣化していくこと が大事だと思っています。
楽しいピアノライフのためのお手伝いができればと思っております。
「ある意味、音楽はじめ芸術活動は生きていく上で別にしなくてもよい無駄なことなのに、なぜあえてこのようなある意味、非合理的なことを人はするのか」という趣旨の話。
音楽は時間芸術である以上、聞き手の時間(二度と戻らない人生時間)を奪います。
演奏者は人に音楽を聞かせるならその目的なり覚悟を
持つべきだと思います(演奏技巧がうまいか下手かという話以前に)。
ピアノ弾き同士の挨拶で、「あなたの演奏を聞いてみたい」とは言いますが、
多くの場合、それはリップサービスであり、実際はそんなに気軽なものではなく、
初演で興味を持ってもらえなければ、
二度と聞いてもらえることがないことがほとんどでしょう。
また人間関係もそこで終わりかもしれません。
時間とか人間関係とか、茶道に代表されるような
一期一会の精神を私は音楽の世界にも感じます。
関連して、音楽(空気振動)は否応なくその場にいる周囲の人に届いてしまうものであり、
その人にとって騒音(聞きたくない音)にならないか注意を払う必要があると思います。
どんなよい演奏だったとしても、聞き手にとってタイミングが悪ければそれは騒音です。
駅や空港に自由に弾いてよいピアノがおいてある昨今で、
私も飛行機の待ち時間に弾いたりしますが、
音量や選曲に配慮したり、施設内のアナウンスの際には演奏を止めます。
生徒さん自身の自分への先入観・観念や、親御さんの先入観・観念によって、生徒さんの可能性を制約しないようにしなければならないと考えています。
生徒さんのご家庭から、「xxxのようにしてほしい」と言われ、おっしゃるとおりの目的や方法で進めることはできるにはできます。しかし、当会ではそれ以外の、あるいはそれらを超えるのオプションもときおり提示し、生徒さんの視野を広め・深め、ご本人が実行することの意義を高めていただきたいと考えています。
また、「自分にはできっこない・せいぜいこんなものだろう」「うちの子にはできっこない・せいぜいこんなものだろう」という潜在意識におけるメンタルブロックを取り除きます。
大人の生徒さんであれば、たいていの場合、レッスンに求めるものを それなりに考えられてレッスンに望まれておられます。ご本人が希望されるがままに指導するだけでも、大人にであれば、まだ許される気はしますが、子供の生徒さんが周囲の思考の影響を受け、成長に制約(呪縛?)をかけられてしまうのは残念なことだと思っております。
• 目標(マイルストーン)は入学試験に合格することですが、
目的は その先にある自信に満ちワクワクした人生であるべきだと考えていますす。
決して目先の塾の課題を一通りこなすことではありません。
塾を宗教のごとく信仰する親御様がいらっしゃいますが、いかがかと思うことがあります。
大前提として、常に「受験戦争という ある意味 ばかげたゲームの中にいる」ということをわかった上で(抽象度の高い視点をもった上で)、
とりくむべきだと考えます。また、方法に関することについても自分の頭で検討して進めるということが大前提です。
大手塾の、ときにかなり背伸びしたカリキュラムに喰らいついていくというのも1つの選択肢ですが、
本人の状況によっては、ひょっとすると本人の必要性に合わせて丁寧に進めるほうが、
より面白かったり、効果的かもしれません。
このような柔軟な視点移動能力を持つことが大事だと考えます。
大手塾の先生は実際問題、時間的・労力的制約により、見たくても児童全員を、
ことこまかに見ることは困難です。そのことは大手塾の教室をのぞかれてみれば、すぐにお感じになられるはずです。
そもそも、そのような理由かどうかはわかりませんが、某大手S塾はじめ教室を父兄に見せないところもあるくらいです。
• どうして勉強するのか本人に説明できていますか。本人の声をよく聞いてあげていますか。本人の夢をご存知ですか。本人は勉強を楽しめていますか。
• 生徒本人は基礎的なこと(例えば、4年生なら円周率の幾何的意味といった程度、5年生なら等差数列の一般項an=a1+(nー1)×dの意味といった程度のこと)を言葉でスラスラ説明できますか。
一見、簡単に思われる、このような類のことでも、例を挙げたり「こんなの」と説明するような、
あいまいな説明でなく、きちんと言葉で答えることは訓練されていなければ
大人でも難しいかもしれません。又、身に付けるべきそれらの知識は
その後の理解において体系化できる必要があると考えています。
「複数の階層において同時に構造を把握し、かたまりごとにリアルタイムで読んでいく。のは楽譜も日本語とか自然言語で一緒」という趣旨の話をまた書きます。
どのようなマインドで望むか、何をどのように準備したらよいかについて、また書きたいと思っています。